2015年6月7日（日）　ねらいをさだめて

明日にでも梅雨入りと言われていますが、今日は時々薄日の差す絶好の活動日和です。

先日キャンプ場で野営をしていたベンチャースカウトが、「グゥオ～」という唸り声と共に赤く光る６つの光を見たという情報を聞いて、ビーバーのみんなで驚かせに行くことにしました。

隊長の話に少し凄み気味のスカウトもいましたが、猛獣狩りの鳴き声バージョンをみんなで歌って元気を出します。

隊長から与えられたミッションは「よーく見る」事。

まずは自分たちの身を守るためのパチンコ作り。隊長が持ってきたパチンコを見せてくれました。見本をよーく見たら　森を少し入ったところでＹ字の枝探しです。木の下あたりをよーく見まわして探します。自分で持ちきれないほどの大きな枝を引きずってくるスカウト。手のひらサイズのか弱そうな枝を持ってくるスカウト。でもどれもちゃんとＹ字にはなっています。お父さんやお母さんのアドバイスもあって最終的にはみんな程よいイイ感じの枝をゲットできました。

長い枝は長さを自分で決めて切ってもらったら、輪ゴムをつないで枝の先にクルクル巻きつけます。リーダーがやって見せてくれるやり方をよーく見て自分でもやってみます。少し難しかったけど、出来上がったパチンコはこの世で二つとない自慢の逸品です。

広場で試し打ちを何度かやって要領を覚えたら　いざ出発。猛獣はどこから出現してくるかわからないので回りをよーく見ながら進んでいきます。いつ現れても対応できるように構えながら進むスカウト。勇ましいね。

しばらく進むと最初に現れたのはライオン。赤い目がこちらを見ています。「本物の狩人は木陰に身を隠してばれないように狙うんだ。」こんなことを言いながら身をかがめてパチンコで狙いを定めるスカウト。

水辺から上がってきたワニからは距離をおいて低い位置から狙います。

唸り声を上げて牙をむくオオカミ。全員でよーく狙いを定めて一斉にパチンコ発射。このころにはパチンコの扱いもみんな上手くなってきました。

集中して猛獣狩りをクリアしてきたらそろそろおなかもすいてきたスカウト達。今度はパチンコを使っておやつゲットに挑戦します。片目を閉じてよーく狙いを定める姿は本日最高に真剣です。一発でゲットできたスカウトもいれば、何度も何度もパチンコを発射して苦戦するスカウトもいました。みんなから「がんばれ、がんばれ」と応援をもらってようやくゲットできたチョコパンの味はさぞかし美味しかったことでしょう。

振り返りの時間には、「今日は絶対自然だな。」と言いながら細目も自分たちで探します。

自分で作ったパチンコをお土産に持って帰る為、自分たちで約束事を決めました。

　1.人に向けない。

　2.人がたくさんいるところでは使わない。

　3.大事にする。

みんなで決めた約束だからちゃんと守れるね。

次回はたたんで、はさんで「どんな色になるかな」仕上げに水遊びもできるそうだよ。